国会議員給与8%削減?

真野 栄治

2012年01月16日 09:54

 今日の新聞は、岡田副総裁などが国会議員の歳費削減の話についてもちきりです。

世界一高いなどと評し、まさに国会議員を極悪代官でかのごとく書いている・・・(--;)

本当に世界一高いのだろうか?
と調べてみたが、世界で比較した資料はみつけられなかった。

そんな中、ブログの一部にこんな記事をみつけた


国際政治学者の浜田和幸氏はこう言う。

「諸外国では政治家は別に本業を持ち、仕事が終わってから、夜に政治活動をしている議員も多い。あくまで公のための奉仕の精神で政治に参加しているのです。それに対し、日本は政治を“なりわい”にするから、利権や世襲が横行する。小泉元首相のように4代目に継がせようとする議員も出てくるのです」



浜田和幸って誰?
って思って調べたら、学者ではなく、あの自民から引き抜かれた民主党の閣僚だった・・・(--;)

でも、このブログに載っている発言をしているのは、国会議員になる前の話だ!


あ~なるほど、と思った

つまり、この浜田氏は学者であったかもしれないが、日本の国会議員の本当の大変さを知らない。
海外の実態も資料などで調べただけで、海外と日本の実態の差も知らないのだと・・・
そして、政治の難しさも知らないから民主党の一本釣りも受けたのだと・・・

何しろ、この浜田氏は石破茂氏の支援を受け、当選しておきながら、民主党に行くのだから、こんな温情知らずはそうそういないだろう。
温情知らずが国民に温情のある政治ができるとみなさん思いますか?


と話はずれましたが、国会議員の歳費は生活費ではほとんどないのが実態です。

ほとんどが国費で認められていない『秘書のお給料』や後援会の資金、様々な活動資金に消えており、かなりの現役議員でも党に借金をしていると言うのが現実です。

岡田さんはイーオンの御曹司だから、資金的にはまったく問題がないでしょうが、政治の志があるものがみんな資金があるわけではない・・・


『政治に金がいる事自体がおかしい』と言うマスコミは当然いるだろうが、芸能人でもない人間が名前を国民に知ってもらうだけでもお金はいる。

特に日本も総理大臣を直接投票できる制度に賛成のマスコミならなおさらこと実態は知るべきであり、議員定数を減らせば減らすほど、議員一人当たりの守備地域が広がるから、経費は増大する。


昼間仕事をして夜国会議員をやる?
それって、全員東京都民が国会議員やるって意味でしょうか?

沖縄の人は昼間仕事して、いつ国会に到着できるの?
その交通費考えたら、お給料より高くつくと思いますが・・・(--;)

それに、片手間で政治をやるなんて無責任さで政治ができるほど楽な時代ではありません。
やるなら、家庭、仕事、すべて投げうってやる必要があるものだと私は思います

仮に国会議員の給与は減らしても、秘書の経費などはもう少し国費で持って、成果を出せるだけの環境は整えるべきだと私は思います。

ただし、成果を出さなかった議員の評価はマスコミなどがしっかりと公表すべきだし、その言い訳も公表すべきでは?

国会議員のスケジュールは基本、普通の国民とは違うし、その責任と重圧はそこらへん社長とも違う
だから、月130万円は決して高くない!


と私は申し上げておきます(;^_^A

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