自民と維新の違い

真野 栄治

2012年12月07日 10:07

 最近、テレビでも様々な政策において色付けして違いを説明する事が多く、その中で自民と維新は比較的似た色で書かれる事が多い


 しかし、このふたつの党の違いは『高齢者に対する自助』『年金』の考えである


自民党は長きに渡って政権政党を続けてきた歴史があり、いままでの高齢者に対する社会福祉、年金制度は彼らが作ってきた

また、自民党は歴史があるがために支持者にも高齢者が多い


 そうすると、どうしても高齢者に対して自助などと言う言葉は明確には言いにくい所がある

が、しかし、維新は年金はこのままで継続できるはずがないと言う観点から、高齢者の自助、年金の積立方式への移行をあげているのがこの二党の違いである


 年金は一部は税金で賄われているのだから、年金を支払って損をする事は絶対ないと言う学者、政治家もいるが、将来の税収、将来の日本経済は不透明であり、日本も将来今のギリシャの状態に近くなる事は絶対ないとは言えない

 つまり、税収が増え続けなれば今の年金制度はいずれ破綻するのである


 日本人はとかくお金はどこからか降ってくるような発想をする人々が少ないないが、こういう人がいるのはいままで国がいとも簡単に借金を増やしてバラマキをして来た結果によるものである


 強いニツポンとは、何を意味するのか?

経済は今の世界状況下で勝ち続ける事は努力は出来ても、それを確約出来るものではない

なのに対し、まだ生れてもいない将来の子や孫の税金を山ほどあてにしている事は逃げようのない確約なのである



 話しは変わりますが、昨日、テレビで87歳のおじいさんが戦時中にかけていた年金が30カ月消えたと言ってましたが、あのおじいさんはもらっている年金が曾孫とやしゃごの稼ぎをあてにしてもらっているのだと言う事実はまったく自覚がないでしょう・・・


 ここが、問題なのです


今、するべき事は何なのか?

私は原発やTPPも問題ではありますが、維新が生れた根幹はこの問題が一番ではないか?と思いますが、みなさんはどうお考えになるのでしょう・・・

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