意外だった公明党・・・

真野 栄治

2012年12月08日 09:43

 昨日もテレビで各党の党首が出てきていろいろやってましたが、意外な発言が出たのは公明党の山口代表でした。


 いつも非常に丁寧に理路整然として語る山口代表ですが、公明党としては自民党の言う集団的自衛権には同意できないようで、それは仕方ないにしてもみんなと党や維新の会が上げる年金の積立方式についてどうか?と聞かれると


 それは、すでに議論済みで現実的でないと結論が出ております

とばっさり切った所が私としてはとても残念でした。


 やはり、基本中立公正な公明党でも支持層、つまりは創価学会の大多数が高齢者である以上、生れてもいない将来の日本の子どもの意見など聞く事も出来ないし、将来はバラ色の日本経済が待っているかもしれないではないか?と言った所でしょうか・・・


 宗教とは基本、生きるもののためにあり、この世にいないもののためにあるものではないと言う現実があるような気がしました。


 原発問題などでは、将来の子どもたちのためにと言う言葉はよく出てきますが、年金では将来のこどもたちのためにと言う言葉は、高齢者も現役世代も全てに大きな負担をかける現実からまったく出て来ないのがとても残念です


 人間は自分たちの私利私欲のためだけに生れてくるのだろうか?

そうではない!

と教えてくれるものが宗教と言うものだと思っていましたが、とても残念です(--;)(--;)


 自公連立は結構長きに続いていますが、公明党の票数は非常に堅く読みやすく、かと言って伸びしろは大きくないので、相手にするには自民党にとってはとても有り難い存在です

小選挙区では、公明党の立候補者は全国でも少ないので、自民党の個人に投票して欲しいとお願いするとそれなりにもらえる訳でその見返りに公明党の意見を聞いてあげる、もしくは政権を取った場合、ポストを提供すると言った関係がずっと続いています


 ただ、これが自民党の支持者を減らすひとつの原因かもしれないと考えている自民党政治家はあまりいないようです・・・


 選挙が終わって次の政権にとってここらあたりが問題となって来そうな気がしてなりません・・・(--;)(--;) 

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