TPP参加決定?

真野 栄治

2013年02月23日 11:33

 今日の競馬はおもしろそうに感じないのでパス

さて、昨日の安倍、オバマ対談でのTPP声明

『日米両政府は首脳会談後TPP交渉参加に際し、一方的に全ての関税撤廃をあらかじめ約束することを求められるものではないと確認する共同声明を発表。』


この

一方的に全ての関税撤廃をあらかじめ約束

と言う非常にうまい言葉が使われているのは、

『まぁ、最初から堅い事言わないで、とりあえず話し合いましょうよ』

と言う意味でしょう


つまり、これでTPP参加は決定と言う事になろうかと思います


様々な問題点は話し合いにより進めると言う事です


結局、共産党などがさんざん言っていた

『自由貿易協定なのだから、交渉など出来るはずがない』

と言う理論は完全に間違いだった事が証明されたと言う事であり、

誰が大嘘つきの政治家なのかは明確にされました


もともと、TPPは経済問題ではなく、外交問題なので参加しないでは済まされない事なのです

アメリカにとって重要なのは、日本と手をつなぎながら、中国に主導権を握らせない事


この交渉によって日本の農業が潰れると言う事はあり得ない

もし、不利な条件になっても政府の補助金によって農家は必ず救われる制度が作られるのは避けられない政策であると言う事かと思います


また、アメリカにとって日本が参加しないと言う事はやる意味がほとんどなくなるので、あまり無茶な事は出来ないと言うのも事実で、その駆け引きを安倍総理がうまくやったと言う事かと思います


政治とは根回しと言い回し


公開の議論など何の役にも立たないものなのです

当然マスコミ受けするような政治手法は、何も意味もありません

民意とは従うべきものではなく、動かすもの


ここらあたりがわかっていない政治家が多いのが、今までの日本の停滞ぶりの原因ではないでしょうか?

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