差別と適材適所の違い

真野 栄治

2014年10月24日 09:16

昨日は、最高裁で妊娠した女性の格下げ裁判が差し戻し命令が出たニュースが話題でしたが、例によって朝日テレビは明らかな市民の偏光意見を放映していたようです・・・(-_-;)(-_-;)


 この問題は妊娠した女性を差別するマタハラは許せん!

と言う感情論が独り歩きし、では産休制度の費用は誰が負担するべきなのか? そして、その影響による女性と男性の適材適所の問題をどうするべきか? と言う問題がまったく無視されているように思います


 産休は与えなければならない

と言うルールは必要でしょう


 ですが、産休は何日が適正か? 子育てにおける母親の重要性はどの程度か? などあいまいな話で進んでいると思いませんか?


そして、産休時の臨時雇用は雇用が簡単に出来る職種と出来ない職種があるにも関わらず、産休前のキャリアまで保障するとなると、すべての企業や組織では不可能ですし、産休で臨時雇用され、産休から戻ったらクビになる労働者や臨時的に管理職に上げられ、産休から戻ったら格下げと言われる労働者のことはまったく別のことで話が進められています


 こんなことが社会問題化すると、企業や組織はなるべく妊娠しそうな女性は雇用しないという採用思惑や管理職にしないという人事思惑が進むだけでまったく問題の解決にはならないと思います


 子供を妊娠することは女性にしか出来ません

これは女性の特性であり、男性にはやろうとしても出来ないことです

そして、子孫を反映させるもしくは衰退させないことは人間としての責務であるので、妊娠ということは社会的にもっと推進すべき大事な女性しか出来ない重要な仕事です

ですが、ほかの仕事は男性でもほとんどが可能です

ですから、男性は妊娠ができない分仕事をするべきです


 さて、これは差別ですか?

私は適材適所という言い方が適当かと思いますが・・・


 とかく、こういう問題は適材適所を女性差別だと言って片づけることが多いですが、ここらあたりを社会としてしっかり議論し、考えて行かないと、どこかの議員の『結婚して妊娠しろ』と言うヤジが差別だという話で終わってしまうのです

 
 この問題、差別問題で終わらせて欲しくないのですが・・・(-_-;)(-_-;)


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