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2017年01月06日

トランプ騒動 トヨタ編

トランプ次期大統領が

「トヨタ自動車はメキシコのバハ(バハ・カリフォルニア州)に米国向けカローラの新工場を建設するそうだが、とんでもない。米国に工場を建設するか、さもなければ多額の国境税を支払ってもらう」

と言ったそうな(~_~;)


 マスコミはとんでもない大統領だと騒ぐだろうと思いますが

これは、グローバリズムと言われるものの非常に大事で大きな問題定義だと思います


 問題は

労働力が安い方に流れる

経済力がある国、通貨が高い国の失業率が高くなる


と言う世界の流れはこれでいいのか?

と言う議論です


安い労働力で作られる工業製品は安く消費者に提供されています

携帯電話などが得にいい例で、アップル社の製品はほとんど中国製です


経営者は安い労働力で利益をばんばん出せますが、一般労働者の職は増えず

雇用機会が多くならないので、人件費は抑制されます


代わりに安い商品が出回るので、消費者としてのメリットはありますが

この恩恵に貧富の差はなく、格差と言われるものの地盤となっています


ですが、輸出入に関する関税の問題は、保護主義は戦争を招くのでタブーな問題だとされています


つまり、これらの問題は全てグローバル企業が有利になるように流れており、最終的に工業生産労働の世界の生活水準はいずれ

標準化される事を意味し、それにつられ労働単価も標準化される事を意味します

現在、生活水準の高い日本などの生活水準は貧困化し、その代わりに後進国と言われる国々の生活水準が上がっていく

と言う流れです


これで、良ければ、トランプ大統領を批判するのも結構ですが

さて、本当にこれでいいのでしょうか?


これは、日本国内の生活保護制度、年金制度、医療制度などの社会保障を世界全体の制度として行くのと同様な問題です

日本人は生活水準が高いからと世界的な高額な税金を納めさせ、世界の貧困な国民に医療や生活保護の財源に充てるような制度です

ですが、グローバルな経営者と言う人々には一切課税されない格差制度です


こんな制度ですが、世界と言わずとも日本人の同意さえ得られるでしょうか?


これは、そうそう簡単にいい策はみつかりません


ですが、こういった問題が存在する事を理解し、完全な解決策とは言わないまでも、緩和的解決方法を見出していく知恵は指導者たちには

必要です


今後のトランプ氏の動向は、非常に興味深いです



  
Posted by 真野 栄治 at 09:30Comments(0)経済情勢