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真野 栄治
真野 栄治

2012年12月09日

小選挙区&比例投票制の罠

 衆議院選挙まっさかりですが、ご承知のように衆議院選挙は小選挙区の個人への投票と大選挙区の党への比例投票が行なわれます。


 これは、小選挙区だけだと4名立候補が出で

A氏40%
B氏30%
C氏20%
D氏10%

と言う場合、A氏は当選ですが、40%の支持しかなく、60%の人々の意見が死んでしまう
という死票が多いと言う問題から比例投票も同時に行ない、党の支持率により当選者を党に割り当てると言う制度です


一見、非常にバランスが取れているようなのですが、私はここに大きな落とし穴があると思っています

実は、私が市議時代に定数問題が議論されている中で、

定数を減らさないで報酬の高い議員とボランティアに近い議員の二種類で市民に二票を投じてもらう、

と言うシュミレーションをしてみました


そうすると、ここにある問題が出てきました


地域性の議員と政党制の議員に大きな差が生れる可能性がありました

つまり、地域性の議員個人は住民一人につき一票しかもらえないが、政党制の議員はふたつに振り分ければ議員数の増加を図る事が出来るというものでした


こういう現象が実は今の衆議院選挙でも起こるのです


それは、投票した人の意図は倍増されるが、投票を棄権した人との差が大きくなる
または、投票率高い、人口層の厚い年齢層の意図は倍増して評価されるが、投票率が低く人口層が低い層の意図は低く、その差がさらに大きくなる

と言う現実です


日本は少子高齢化ですので、若者の投票は絶対数少なく、なおかつ、この制度によりその意志表示はどんどん薄くなります

また、老齢化により思考能力もかなりおちている老人でも投票権はありますが、いかに優秀な高校生といえども、大学生と言えども、20歳未満は投票出来ません

従って、若い世代の思いはほとんど政策には無視される傾向が強まると言う事実です


こうやって、選ばれた政治家が借金を増やす事に関して、まったく責任を持たないのは当然と言えば当然です


日本と言う国が借金体質である以上、借金を賄ってくれる国民の意見は借金を作った国民よりも意見がより力強く伝わる選挙制度が本来の正しいものではないでしょうか?

その点から言うと、今の選挙制度は不公平感が多く、若者の政治への不信が増大するばかりと考えるのは私だけでしょうか?

少なくとも、20代は1.2票、結婚して子どもが出来たら、1.5票、二人子ども出来たら2票
子どもが成人して投票できる歳になったら、1票にリセット、歳をとって介護のお世話になる様になったら、0.5票

そんな制度にしたら、もう少し政治家も将来の事をしっかりと考えるのかもしれません(;^_^A
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Posted by 真野 栄治 at 10:28│Comments(0)社会問題
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