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真野 栄治
真野 栄治

2014年02月20日

日銀、成長産業への融資倍増??

日銀は2月の会合で、金融緩和を継続し、成長産業への融資を倍増するとか・・・


1.ふーん・・・成長産業ってなんなん?


 また、19日の衆院予算委員会で

総裁は、デフレからの脱却には「さまざまな政策が必要」との認識を示しながら、日銀が掲げる2%の物価安定目標は「日銀の責任において早期実現に全力を尽くす」と語った。

同時に「構造改革が日本経済の再生にとって極めて重要不可欠」と指摘。政府が成長戦略の実行を加速させていくことで、「よりスムーズに物価安定目標を達成できる」とし、「是非、政府において引き続き強力に成長戦略を進めていただきたい」と要請した。


2.構造改革ってどういう意味なんでしょう?

規制改革の事?

それとも、最近はやりの一部上場のグループ財閥化現象を改革するって事?



 成長産業と言われるのは介護産業、再生エネルギー、農業、観光というものと言うらしいですが、これは、ただ単に政府がそういう産業を重点に税を投入すると言う事で、決して『成長する産業』と考えると危ういと思います。


 介護、医療などが成長と言われますが、問題はお金の流れです

社会保険料、介護保険料、などお金が公務員などによって一度集められたもので産業がなりたっています

お金の流れだけ見ると、公共工事と良く似ています


 ただ、これは、公共工事はインフラと言うものを未来に残しますが、子どもの医療は将来の労働力確保のための重要な医療と言えますが、高齢者への介護や医療はそういった効果はのぞめません

ですので、無駄な公共工事と言われるものと同様の経済効果ととらえるべきでしょう


 再生エネルギーも国民負担の高くなる電気料と言う前提があるので、無駄な公共事業に近いと言えるのではないでしょうか?


 農業と観光は外貨を得る事が出来るか?が大きなな課題であると思います

外国にも売れる農業なら成長するでしょうが、国内だけの需要をあてにする農業なら、自給率維持の防衛的考えならあっても、人口が減る日本では成長産業にはなり得ない

また、外国人が観光客で来たとしても日本にお金をあまり落とさないで帰るのなら、経済効果としては非常に疑問になります


 などなどと考えると成長産業などと政府が決め、そこに日銀が融資を増やして行くと言う戦略はいかにも短絡的に感じてしまうのは私だけでしょうか?


 そう、成長産業なんて誰も思いもしない所から生まれるものや、理論的には可能だが現実にするのが難しいイノベーションなどによってもたらされるものではないでしょうか?


つまり、政府や日銀がその線引きをする事自体難しい産業ではないでしょうか?



 そう、政治家が考えるべき成長戦略としてもっとも必要なのは、子孫繁栄のための子育て、教育でしょう

教育と言っても、英語などの言語や化学、物理と言ったものだけではなく

ネゴシエーション、交渉力の元となる、コミニュケーション能力、その元となる人間教育

これが、日本でもっとも遅れている教育であると考えるのは私だけでしょうか?


 少なくとも、現代の日本にはテストではいい点数が取れても、人とうまくコミニュケーションが取れない子どもが増えている事は事実でしょう


 そして、将来を背負う子どもたちの人数をしっかりと維持して行く


この事がもっとも経済成長には効果的であろうと私は思います


 そのために、今はどうするべきなのか?

それを今、考えない政治家はどんどん政治家をやめていただきたい

と私は思います(--;)(--;)


 
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Posted by 真野 栄治 at 09:10│Comments(0)経済情勢
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